個別的であるということ

少し気力が落ちていたので
さてどうしようかな、何しようかなと考えていた時に
ふと思った。

気力が落ちる時って誰にでもあると思うのだけど
そのケアの方法をみな一人ずつ
その人なりに持っているって
すごいことだなあ、と。
たとえ自分自身でそれがまだわからなかったとしても
敬意を抱いてしまうなあ、と思った。

私も長い間、そのケアの仕方がわからなかった。

なぜかというと、
まず気力が落ちるということが感覚的にわからなかったし
落ちたら困るのでそれを認めなかったし
ようやく落ちたことを認めた時には
「どうして落ちるんだ!」と自分に怒っていたから
ケアするなんて発想自体が出てこなかったからだ。


今思うとずいぶんひどい人だ。
部下をこき使う鬼上司みたい。こわいわあ。


気力が落ちるにはそれなりの理由があるもので
その理由そのものを解決したり
そのものずばりじゃなくても全体を底上げしたりすると
なんとなく意欲がわいてきて復活したり次に行けたりする。
その理由に向き合う活力が出て、解決できたりもする。

でもその方法はとっても個人的なものだから
一般的にこれがいいよっていうものがすべての人にあてはまるわけではない。
自分で「どうやらこれが自分にはいいらしい」というものを
探していかなければ見つからないのだ。

例えばエアロビでガンガン汗を流すと気力回復、という人もいれば
カフェで読書することでチャージする人もいて
家の掃除をするとすっきりしてやる気がみなぎる人
家事を放棄してだらだらすることで動けるようにになる人
とにかく身体の欲する美味しいものを食べる!飲む!という人
ストイックに玄米菜食でイキイキする人

十人十色、千差万別である。

その人の体質や好みや
その時のコンディション、落ち具合
その他いろいろなものによって違うし
タイプの違うものを同時に持つ人もいる。
お互いとても似ている人がいたとしても
微妙にそのパーセンテージが違っていたりもする。

そんなとても個人的なものを、みなそれぞれ持っているのである。

以前の私のように、自分でその時はわからなくても
確実にある。
顔や体型がみな違うように
気力のなくなり具合も、その補い方もみな違って、
それぞれにとって最適なものが存在している。


よく使われる言い回しの
「答えは自分が持っている」ってそういうことだと思う。


もちろん、生物として一応共通するものはあるだろうけど
(例えば自然から切り離されて生きるのはムリですよねとか
呼吸はしっかりしたほうが気は巡りますよねとかいろいろ)
そういう、
大変個別的で、ひとりひとりみな何かを持っている生きものである「人」に対して
それってすごいなあ、と思う。
そりゃあ、ひとりひとりを大事にしないといけないはずだよね、と思うのである。

これは別に気力の回復に限った話ではなく

食べものの好みだって
お肌の手入れ方法だってそうだし
その人の生きる道や
幸せや
病気との付き合い方なんかにも
同じことが言えると思う。

みなそれぞれのものを持っている。

そして、それを大事にしようと思った時
助けになるものの一つに自分の経験があると思う。

自分のことをわからないなりに一生懸命みて
いろいろ試して
失敗したり成功したり
なかなか難しいなあと思ったりしたことが
誰かをみる時のヒントになる。


そう思うと、昔の私は
鬼上司のひどい人で良かったのかもしれない。
鬼上司過ぎて部下がストライキ起こして、
なかなか動いてくれなくなっちゃったから
どうしたものかといろいろ考えて
それじゃないあれじゃないと困って
良かったのかもしれない。

そうでなかったら、私は
人ってとても個別的で尊重されるものだという
そんな当たり前のこともあまりよくわからなかったかもしれない。

わかる人にはすぐわかることだろうけど
私にはこういう過程がないと腑に落ちなかったかもしれない。


個別的なことを尊重するってことは
関係が近い間柄ほど難しい場合もある。
私もそのことで悩んだことがあるし
多分これからもそういうことがあるだろうから
簡単には言えないけど
人って、一人ひとり違うものを持っているんだよなあ
と敬意を抱いたことを
忘れないようにしよう、と思った。

多分、私もいろんな人に
そうやって尊重してもらってきたのだろうから。






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